会社でアジャイルを導入した話。失敗編
この投稿はアジャイルCasual Advent Calendar 2014の15日目の記事です。
導入開始
転職後、間もなくあるプロジェクトに配属される。 一部、企画とのコミュニケーションが上手くいっていなかった為、朝会とカンバンの導入を検討。 結局、かんばんの導入を見送り、火曜日と木曜日の定期的な朝会の実施だけにとどまる。
導入するにあたって、当初感じていた不足部分。
導入にあたってやった事
- アジャイルサムライの読み込み。(知識強化)
- アジャイルサムライ読書後の社内勉強会開催。(人に教える事による知識の落とし込み)
- 初めて仕事をする人達ばかりなので、メールやRedmineだけのやり取りをしないように心がける。(信頼関係強化)
結果
これがものの見事に導入失敗。 企画の人に言われた決定的な一言がこれ。
「朝会で情報共有されるが、日々進捗が遅れているのが分かって心臓が痛くなりますね。」
冗談混じりに言われたが、この一言でチームビルディング + 信頼関係構築に失敗している事を理解しました。
失敗原因
- 信頼関係構築失敗。
- 自分自身がアジャイルを理解出来ていなかった。
- 自分以外のアジャイル理解者がいなかった。
- 定期的な朝会(火曜日と木曜日)は実施できたが、毎日の朝会が実施出来なかった。
- カンバン導入失敗。
- 漠然と作業をしていた。
KPTでまとめ
KPTを知らない方はググってみてください。 シンプルかつ効果的なツールなので、自分で調べて是非自分のものにしてください。
Keep
- 失敗を経て、アジャイルへの知識の落とし込みができた。このまま失敗を恐れず、挑戦していきたい。
- メールやRedmineだけのやり取りではなく、きちんと面と向かって話す事で文面以上の情報を伝える事が出来た。
Problem
- 一部の企画の人とはコミュニケーションをとれたが、巻き込みきれない人がいた。
- 朝会の意図を伝えきれなかった。
- 仕事の進み具合を、誤解なく上手く伝えきれなかった。
- アジャイルに関して、開発以外の味方がいなかった。
- プロジェクトを行っている際の細かい改善が出来なかった。
Try
- アジャイルを勉強する。(Problem①に対応)
- 開発以外の人に、アジャイルを進める。(Problem①、②、③、④に対応)
- 朝会を毎日行う。(Problem③に対応)
- カンバンの導入。(Problem③に対応)
- KPTを使用した振り返りの導入。(Problem⑤に対応)
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
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