会社でアジャイルを導入した話。成功編
この投稿はアジャイルCasual Advent Calendar 2014の16日目の記事です。
失敗編からの続きになります。 見ていない方は前回もみていただけると、すんなり記事が読めると思います。
前回KPTのTry
アジャイルを勉強する。
本を読む事による勉強は継続。 他者からのインプットを受ける為に、アジャイルサムライ横浜道場に参加。
開発以外の人に、アジャイルを勧める。
一人で、アジャイルを推し進めるのには限界があったので、前回失敗プロジェクトで一緒に仕事をしていたUさんへ、アジャイルサムライを貸し出す。
朝会を毎日行う。
企画◦開発◦デザインで大きな溝があり、細かいコミュニケーションが上手く取れていなかった。 少しでも接点を持たせる為に、各部署全員が毎朝15分の朝会を行うようにする。
カンバンの導入
朝会を導入した際に一緒にかんばんも導入。 各個人のタスクを視覚化する事により、誰がどの作業を行い滞りなく作業が出来ているか把握する事が出来た。
また作業に行き詰まっている場合は、企画◦開発◦デザインの三点から改善策を探す事が出来る為、一人で作業する場合よりも解決策を模索しやすかった。
朝会とカンバンの導入した所感
最初は、ぎこちなかったが徐々にスームズに朝会が回るようになり、導入後少し期間が経ったあたりから企画◦開発◦デザイン間での相談が増えた様に感じた。
気軽に相談出来るような雰囲気が出来てきた。
また、朝会は15分までとしていた為、朝会で話し合う事ができなかった内容は、朝会後に各々が相談するようになった。 これにより、コミュニケーションレスによる発生してた無駄な会議が減った。
KPTを使用した振り返りの導入。
気軽に相談できる雰囲気は出来つつあったが、小さな不満が溜まっていき部署間で大きな蟠りが出来そうになっていた。
その解決策として、二週間に一回、KPTによる振り返りを導入し、部署間の不満を吐き出せるようにした。小さな不満を溜め込んでいくと、修復できなくなるような溝につながる事があるので、細かい単位でのガス抜きは非常に効果的だった。
最後に
カンバン◦朝会◦振返りは強力なツールでした。悩んでいる人がいたら、導入をお勧めます。 アジャイルの良いところを失敗編◦成功編を通じて、お伝え出来ていたら嬉しいです。
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